Custom Hook - IT用語の解説

Custom Hook（カスタムフック）は、Reactのフック機能を拡張して、特定のロジックを簡潔かつ再利用可能にするための設計パターンです。ReactにはuseStateやuseEffectといったビルトインフックがありますが、カスタムフックを使うことで、これらの基本的なフックを組み合わせ、複雑な状態管理や副作用の制御を簡単に行うことができます。通常、カスタムフックは、特定の機能や状態を共有・再利用したい複数のコンポーネントで使用されます。カスタムフックは関数として定義され、通常は「use」という接頭辞が付けられます。これにより、コードの見通しが良くなり、メンテナンス性が向上し、アプリケーション全体の設計が整理されます。たとえば、フォーム入力の管理やAPIコールのロジックをカスタムフックでまとめて利用すると、コードの重複を避けつつ効率的に開発できます。